食品残渣…いわゆる生ゴミは、私たちが生活する上で
避けて通れないもののひとつですよね
さらに旅館のように毎朝・毎晩お食事の提供を行う施設では
その量も半端なものではなく…
もちろん、なるべく無駄なく使うことで、量そのものを
減らす努力はとっても大事
でも、それだけではなかなか追いつかないのも現状。。。
そこで東伊豆町が行なっているのがリサイクル飼料への加工処理
細野高原の中腹にある「鈴木養鶏場」さんでは
東伊豆の各旅館から出た生ゴミを鶏のエサにしてくれています
今回は銀水荘の現場最前線で働くスタッフと
(調理さん、内務さんなどなど総勢20名!)
鈴木養鶏場さんで研修を行いました
集められた生ゴミは、よ~く水を切り、粉砕し…という工程で
最終的には写真のような(薄い色の方が完成品です)飼料になります
旅館からの生ゴミには、貝(鮑やさざえなど)殻が多く含まれるため
カルシウム豊富な餌ができるんだそうです
(タンパク質など生ゴミだけでは足りない物は添加しているそうです)
でも…
そうです。問題もあるのです
生ゴミの中に混じる「異物」。
スプーン1本でも、ほんの小さなお猪口でも
餌の中に入れるわけにはまいりませんので(当たり前ですよね、食べられないものですから)
生ゴミの中の異物は、ひとつひとつ、取り除くんだそうです
その労力・時間たるや大変なもので、実際この1年で
銀水荘からの生ゴミに入っていたという異物の量を見てびっくり!
この他にもビニール袋やラップ片のようなものが混じったり
とにかくすごい数なんだそうで…反省(´;ω;`)
鈴木養鶏場さんでは、他にも天ぷら油(使用済)で動く機械や
家畜の糞から作った肥料なども見せていただき
全員大満足&深く深く考えさせられる研修となりました
帰りのバスの中でも自然と会話は…
「どうしたら生ゴミへの異物混入を防げるか」
「効率よく集めて、さらに水をうまく切る方法はないか」
…みんな真剣に考え始めたようです(`・ω・´)
銀水荘は大きな旅館です
この大きな旅館の「エコ」な取り組みが、ぜひ他の旅館の見本となるように…
スタッフ一同、これからますます頑張ります!